1日でいちばんチルな時と言えば。
そう、何もない日の夕方ですね。(暴論)
そんなまったりした、ゆっくりした時に聴きたい日本語ラップ/ヒップホップを4曲厳選しました。
1日の終わりが近づいた時の美しさを、是非この曲たちと一緒に彩ってみてください。
ではいきましょう!
おすすめチルラップ①:マジックアワー / STUTS, BIM, RYO-Z
大人気チルラッパーBIM、鬼才ビートメイカーSTUTS、伝説的ユニットRIP SLYMEのMC・RYO-Zのビックコラボで話題を呼んだ2019年の名曲。
心地よいながらもノリの良いドラムの音で始まり、そこにBIMがメロウなラップを乗せていきます。
「マジックアワー」とは、簡単に言えばこの時間帯のこと。
この曲の舞台は夏。
「どうしても逃げられない
不埒なチラリズムに
暑さのエフェクト 遠くを眺める
入道雲越えて マジックアワー向かってく」(BIM)
夕方を喜び、これからが1日の本番だ!!
とでもいうようなエモさに満ち溢れたリリックが見所です。
この曲を聴けば夕方とその夜が待ち遠しくなること間違いなしです。
おすすめチルラップ②:夕暮れ / BASI feat. HANG
もうね、イントロのギターから。
一旦手を止めて聴き入ってしまいますよ。
「1時間あった休憩も
イキって45分に削られ
コーヒー淹れ 屋上で飲む夕方
綺麗な空が逆に虚しいから」(BASI)
「正直者が馬鹿を見てた世界で
馬鹿にされてた歌を歌うんだろ」(HANG)
自虐気味に、でもこの世界をあくまで美しく歌うBASIと、
この世界を皮肉りながら、でも決して下を向かず反骨的に進むHANG。
1日も終わりに近づき、色々な想いが生まれる夕方にぴったりな曲。
この曲を聴きながら1人物思いに耽る夕方、そんな日もありでしょう。
おすすめチルラップ③:Feel / DJ CHARI & DJ TATSUKI feat. IO, 唾奇, Yo-Sea
ここで唾奇さんのメロウを。
ひたすらに気持ち良い、勝手に目を閉じて体が揺れていくような曲。
こちらも冒頭はメロウなギターの音色から。
もしかすると、ゆったりとしたギターの音って夕方と相性がいいのかも。
遅めのトラックにそのままゆったりと言葉を乗せるIO(イオ)さん。
トラックとの親和性が高まり、非常に耳障りの良いラップが気持ち良いです。
唾奇さんは淡々と、しかしリリスズムに溢れる言葉を詰めます。
「広いテーブルの上に
並ぶご馳走を囲む笑み
幸せは買わせる言葉にある
お前の目の前の俺がリアル」
「何も忘れちゃいない
代わり 人を許せる心を教わる」
「ひとつ分け合ったフライパンの味を俺は覚えてるぜ」
なんて情緒的。
聞き流せばただのかっこいいラップなのに、
歌詞をしっかり聴いたらこれまたメッセージ性に食らう。
これこそ唾奇さん。。。
疲れた夕方、寄り道している最中に聴きたくなるメロディー。
おすすめチルラップ④:いいんじゃない / PSG
PSGの心温まる名曲。
大有名PUNPEEさん、「適当」の5lack(当時S.L.A.C.K)さん、渋さのGAPPERさんが一体となったメッセージはいつでも心に響きます。
PUNPEEさんのトラックらしく、コミカルかつ落ち着いたテンションで進んでいきます。
ほんわかとして非常に落ち着きますが、
もちろん歌詞に目を向けてみても秀逸。
「あいつのネガティブに巻き込まれるな
お前はお前さ ほらもっと上もっと上」(5lack)
「自分のことなんだし自分で決めたら?
人の目はお前を試しているだけさ」(PUNPEE)
お前はお前で良い、そう勇気づけられる曲です。
少し失敗してしまった、はあ…。そんな夕方の帰り道に。
さいごに
1日の終わりに近づいていくなんとも言えない気持ち。
楽しい夜の始まり。
仕事や部活終わりの疲れた体。
「夕方」って、人それぞれの解釈や経験がある時間帯だと思うんです。
そんな美しい時間をこの曲たちで飾って欲しいなと思います。
ではまた!!!
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