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【読書のすゝめ】文章を書くのにセンスはいらない-『新しい文章力の教室』

書評
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文章を書くのに、センスはいらない」。

理路整然とした文章を書く、基礎の基礎を学べる良書です。

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本の概要

前半部分は、文章を書くための「準備」の方法。

後半部分は、書いた文章を「磨く」方法。

一貫しているのは、

読者の負担にならず最後まで気持ちよく読んでもらえる文章を書くための方法

書かれているということ。

「レポートで納得した内容を書けたことがない…」

「分かりやすい文章を書けるようになりたい…」

「うまく文章をかけない自分が嫌い…」

こんな人、結構いるのではないでしょうか。

何を書いたらいいの?を脱却したい人

レポートで理路整然とした文章を書きたい人

とにかく文章力を磨きたい人

におすすめです!

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本の概要

7年間にわたり漫画と出版サイトで編集長を務めてきた著者が、

「書きたいことがあるけど、どう書いたらいいかわからない」

状態から脱却できるようなノウハウをまとめた本です。

抜本的な、華麗なノウハウは書いてありません。

理路整然な文章をいつでも書けるようになるためのノウハウが身につきます。

タイトル:新しい文章力の教室

著者:唐木 元

ページ数:206

読了目安:2時間

まずはプラモデルを用意せよ

「まず、今から何を書くんだっけ…」

通称・書けない病に陥ること、ありますよね。

そこで、プラモデルを想像してみてください

なぜプラモデルって、簡単に作ることができるのでしょうか。

理由は、パーツを組み立てるだけだから。

実はこれって、文章も同じなんです。

文章のパーツは、

・主眼=テーマ

・骨子=要素

この2つしかありません

まずは「何を言うための文章なのか」

次に「何を話すか」「どこから話すか」「どれくらい話すか」

これらを組み立ててから書き始めるのが、実は一番の近道です。

例えばレポートでも、面倒臭くていきなり本文を書き始めちゃうこと、ありますよね。

それ、落とし穴です。

分かりやすい文章を書くためには、まずはパーツを作ること

それを組み立てるだけでいいんです。

これだけで「分かりやすい文章」の出来上がりです。

読み返して直す

何度も言いますが、この本には、抜本的な・華麗なノウハウは書いてありません。

理路整然な文章を、いつでも書けるようになるための方法です。

つまり、この本の後半部分は

「ミスをなくす」ための研修のようなものでしょう。

そこから「よくあるミス」修正の方法をいくつか紹介します。

一つの文で欲張らない

たくさんの情報がある文章は読み手にとって負担です。

難しい経済や法律の本があるでしょう。あれが読みにくいのと同じです。

理想は、1文1情報

翻訳自体に御用心

「取ることができるでしょう」

「取れるでしょう」

どちらが頭にスッと入ってきますか?

be able to do = することができる

のように、翻訳そのままのような文章は冗長になりやすく、

頭になかなか入ってこないのです。

とにかく読者の負担にならないように

これがいい文章の鉄則です。

書評まとめ

実は私、割とレポートが得意な方だと自負していたのですが、

自分のレポートを見返してみてびっくり。

この本で指摘されたことがビッシリ、、、。

文章力の基礎を確認するいい機会になりました。

「いい文章」と言うと、

「読み手を感動させる、情熱的な文章」や

「比喩表現が巧みで、読んでいてウキウキする文章」と考えてしまいがちです。

しかし本当にいい文章とは、「読者が最後まで読める文章」

つまり、ストレスなく読める文章です。

そのためのスキルをこの一冊でつけられます。

人生で「書く」という行為は何千回と訪れることでしょう。

その毎回で、「分かりやすい文章」を書けるように。

この本が後押しをしてくれるでしょう。

ではまた!!!

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