2021年2月にリリースされたジャパニーズマゲニーズの『Smoke Like Dipset』。
本記事では歌詞紹介、サンプリング元紹介、曲の紹介・解説をしていきます。
smoke like dipset:歌詞・PV
サンプリング元ネタ紹介
Aretha Franklin / people get ready
smoke like dipset:曲の紹介・解説
関西を代表するhiphopアーティストであるJAGGLAと孫GONGからなる二人組ユニット、ジャパニーズマゲニーズ。
本作は2021年最初のリリース。非常に耳触りの良い00年代のサンプリングミュージックです。
ユニット2人のルーツともいえる00年代hiphopに影響を受けた、イナたいスモーカーアンセムです。
孫GONGさんのこの↓動画が話題となり、ジャパマゲは全国に名を轟かせるユニットとなりました。
さて、本曲の紹介に入ります。
まずこのトラック、いくらなんでも最高すぎやしませんか。
作者はDodge Noledgeさん。
サンプリング元の女性の声とメロディーを痛快にサンプリングし、今風のノレる音楽に再生産。
このトラックだけでも一日中聴いていられますが、そこにラップを乗せるのがジャパマゲの渋い二人なもんだから、さらに最高なんです。
TASSAN作のMVも最高ですね。
緑、緑、緑、煙、煙、煙でシラフのこっちまで飛びそうな勢い。
ジャパマゲのメンバーだけでなく友人まで楽しそうなMV。最高ですね。
(変態紳士クラブのVIGORMANさんとか映ってます)
曲全体としては、JAGGLAさんと孫GONGさん、二人の独特なフロウがトラックに絡まり、非常にグルーヴィー。真っ昼間からチルしているMVのように、カラッと晴れた昼間に聴きたくなるような曲です。
さて、歌詞に目を向けてみます。
「取り引きしてた駐車場はガスト
クソガキのカスネタにも送るLoveを」(JAGGLA)
草をガストの駐車場で取引。
そこで受け取ったネタが粗悪品だったのでしょうか。笑
でもLoveを送る、つまり大◯麻にLoveを。という感じでしょうか。
JAGGLAさんのピースな人柄が滲み出ている最高のラインですね。
「ダラダラ ダチとチルして詩を書く
いつも本心はバースに忍ばす」(JAGGLA)
音楽家としてのマインドが切に表れているラインです。
本心はバースに忍ばす、これだけでカッコいいのはJAGGLAさんのアーティストとしての説得力のおかげでしょう。
「バース」と「忍ばす」でさりげなく韻を踏んでいるのもこれぞhiphopって感じ。
フックです。
Dipsetは00年代のアメリカのhiphopユニット、The Diplomatsのこと。
今の30代の方は真っ只中の年代でしょうか?
キャムロンやジュエルズ・サンタナらが所属した有名ユニットです。
JAGGLAさんは他の曲でもDipsetにたびたび言及(SALUさんのRap Game RemixとかでHey maに言及)しているように、本当に彼らにとって影響を受けた存在なのでしょう。
「朝起きてアムネシア昼飯にブルーチーズ
デザートにジェラート品種のデパート」(孫GONG)
孫GONGさんの超インパクトバース。
品種の名前を羅列したとんでもないラインです。
あれ、ここ日本??ってなります。すごいです。
「油を垂らした 太巻のジョイント
空が笑ってる気がした昼間
Today is a new day のんびりchill out」(孫GONG)
締め。
この部分にこの曲が詰まっていますね。
最高です。
ジャパニーズマゲニーズの新曲、『Smoke Like Dipset』。イカガダッタデショウカ。
00年代のhiphopが好きな方
今風のノレる音楽が好きな方
どんな方でも首を振れる最高の一曲だと思います。
apple musicでもストリーミング配信しているのでぜひ!
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