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東海オンエア・てつやの自伝?いや、哲学書。-『天才の根源』【読書の宴】

書評
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日本トップレベル、550万人超の登録者数を誇る大人気youtuber『東海オンエア』。

この記事を見てくださっている方の中でも、ファンの方はいるのではないでしょうか。

本書はその『東海オンエア』のリーダー、てつや自伝・エッセイです。

書店でも爆発的な売り上げを記録しており、売り切れ続出のようです。

本記事では、本書で挙げられた彼の考えを一つピックアップして紹介し、

僕が感じたことを同時に書評としてつらつら書いていこうかなと思います。

ではいきましょう!!

本の概要

タイトル:天才の根源 

著者:東海オンエア てつや

出版社:KADOKAWA

出版年月:2020年12月18日

ページ数:261

読了目安:3-4時間

youtubeの天才」とも謳われるてつやの27年間の人生をまとめた本。

体験した出来事、処世術、考えの変化、一般常識からの乖離など、

彼の少々奇天烈とも言える内面をさらけ出す。

『女体の限界効用(p. 172)』などのお下品な項目もありながらも、

本書の中心となっているのは基本的に彼の「哲学」だ

彼は超不潔なことや、性欲にあっぴろげな性格として知られている。

しかし彼の根幹部分・本質的な部分では、非常に自分としての「軸」を持っており

それゆえに人望も厚く、誰からも好かれる人間である。

その彼の「哲学」は、私たちにとっても非常に参考になる

ただの自伝ではなく、哲学書として人生の学びを深められる一冊だ。

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『日本人、全員天才説』

数々あるてつやさんの哲学の中でも、これをチョイスします。

まずはちょっと抜粋してみます。

「例えば、僕が膨大な時間を費やしているゲーム。

 『私には向いていないんです』という声をよく聴く。

 違います!ゲームの上手さは、向き不向きで決まらない。

 ゲームが下手だという人のほとんどは、知識量、練習量が足りてない。

 『いやそんな時間かけたくないんで…』という人は、やらなくてよろしい。」

「やっていくうちに思考が追いついてくる。

 見えてる世界の解像度が一段階上がるようなあの感覚。

 それを味わって、上達を実感する過程が何より楽しいと感じる。」

マジで真理ですよね。

センスがないのではなくて、シンプルに努力が足りない

それでも嫌だと思うのなら、辞めてしまえばいい

何かを始める時や、初めて絶望した時や、挫折した時。

「自分、これ絶対向いてないわ。」

って思ったこと、誰しもがあると思います。

でも、まずはやってみろと。

極論、てつやさんの言っていることは

やりたいことやる、辞めたいこと辞める」ですよね。

まあ確かに、それができれば正直何も不自由なく暮らせると思います。

しかし往々にして、やりたくないこともやらなければならないのが現状です

では、そういう時はどうすればいいのか。

やはり、「一定の成果が出るまでやってみる」のが一番なのではないでしょうか。

そして、その成果目標は低く設定する。

例えば、僕が長期インターンでテレアポという仕事を新しく任された時です。

「うわあ、、テレアポってメンタル削られるってよくいうよな…

 まず、人と喋るのあんまり得意じゃないし…」

なんて思ってしまって、正直、やりたくなかった。でも、会社の意向なのでやらざるをえない。

そういう時は『何事も向き不向きではない、やってできないことはない』というてつやさんのような考えをしてみます。

そして、「まずは月に2アポ取れるようにしよう!そこから、その仕事を続けるかを判断しよう!」

と、低めの目標を無理なく設定します

そうしたら、まずはひたすらにやってみる。練習量・知識量をを増やしてみる。

それでも無理なら、正直辞めてしまってもいいかもしれません。

でも、多分ですが多少なりとも成果は出ると思うんです。

そうです。てつやさんも言っている「解像度が上がり、上達を実感する過程の楽しさ」を

多少なりとも味わえるのではないか、と思うんです。

実際、僕も目標の2アポは達成できました。

そうしたら、やはり「あれ、これ意外と楽しいな(笑)」みたいな気持ちになってくるわけです。

これこそが醍醐味。やってできないことはない

一度本気でやった者にしか分からない世界がある

てつやさんの考えを少し借りて、自分なりに考えてみました。

そして、最後はてつやさんの言葉でポジティブに締めようと思います。

「そもそも僕たちは、日本語という超絶複雑な言語で意思疎通している天才集団です。

 ちょっとよく考えてみて。日本語の複雑さ。

 (中略)これはもう、日本人は能力高すぎと言えるでしょう。

 僕たちにできないことなんてない。

 この世の全ての物語は、意外と簡単なのだ。

さいごに

天才の根源』の紹介、どうだったでしょうか。

上記のように自分の中に取り込めるような哲学のタネが、あちらこちらに転がっている本です。

実際、この記事を書くにあたって参考にしたのは2,3ページで、

他の250ページには、さらに多くの哲学が詰まっているのです。笑

下品で不潔なイメージのてつやさんですが、

やはり自分の中の軸に正直に、強く生きているのは本当に凄いと思います。

皆さんも一度、彼の頭の中を覗いて自分の糧にしてみてはいかがでしょうか。

ではまた!!!

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