就活でまずするべき事とは?
そう、自己分析です。
ネットでよく「自己分析が最も重要だ」と言われていますが、これはその通りで、自分の「軸」(これは就活の軸ではなく、人生の軸のことです)が無ければ、未来の方向性は定まりません。
「でも、自己分析なんて初めてだから方法がわからない…」
そんな方へ、この本をおすすめします。
『メモの魔力』(前田裕二著)
この本を自己分析時におすすめする理由は2つ。
① 巻末に自己分析用の質問が1000問付いているから。
② メモを駆使すると自己分析が勝手にできるようになるから。
この理由を元に本の説明をしていきたいと思います。
この記事は3分で読み終わります。
ではいきましょう!!
本の概要
タイトル:メモの魔力
著者:前田裕二
出版社:幻冬社
出版年月:2018年12月
ページ数:251
読了目安:5-6時間
一生を変える「メモの技術」「メモの意義」を情熱的に説くベストセラー。
メモを取ることは記憶に役立つのはもちろん、抽象化の技術を高めます。
自身のビジネススキルを高め、人生の軸を見つけるための「メモの力」を付けることができます。
巻末には自己分析用の質問を1000問収録。
2019年に最も売れたビジネス書です。
おすすめの理由① 巻末の1000本ノック
付録として、1000問の自己分析用の質問が付いています。
正味、これを全て答えれば自己分析を終了するには十分すぎるでしょう。
この1000問の質問は、筆者が就活時代に書いた30冊の就活ノートを参考にし、選りすぐった質問です。
30冊ものノートを書いた筆者がまとめた結果1000問になるということは、自己分析の奥深さを表していると思います。そのくらいやらなければ自分を理解することはできない、ということでしょう。
質問は10パートに分かれていて、後に進むにつれて質問が具体的になっていきます。
1、夢について
2、性格について①
3、性格について②
4、経験について①
5、経験について②
6、家族・親戚について
7、友人・知人について
8、勉強・仕事について①
9、勉強・仕事について②
10、趣味・思考について
のような具合です。
最初の方は
「現在の自分の『人生の軸』は?」(1、夢について)
「性格は外向的だったか?内向的だったか?」(2、性格について①)
など、自分を抽象的に見るような質問が続きます。
筆者が『もし早い人は最初の100問くらいで軸を悟るかもしれません』と語るように、決して1000問全てに答えなくてもいいようです。
しかし、本当に就活で勝ちたいのなら、自分を理解しておきたいのなら、1000問答えて自分を理解するべきでしょう。
おすすめの理由② メモを駆使すると自己分析が勝手にできるようになる
筆者が狂ったようにメモを取る理由、取ってきた理由。
それはビジネスアイデアの創出のため、そして究極は自己理解のためです。
普段感じたことをメモに書き留め、本書に記載の「前田式」で抽象化し、それを他のアイデアに「転用」することで、幾万ものビジネスアイデアを作ってきたといいます。
そしてそれと同時に、このようなメモは「自分の琴線に触れたこと」を振り返り、理解するのにも役立ちます。
メモを取るという行為は、何かに気になった時に起こります。
つまり、その時に自分の心の中で何かが動いています。
それを取り続け、振り返ってみたら自分のやってみたいこと、楽しいと思うこと、面白いと思うこと、全てがそのメモ帳に詰まっているのです。
しかし、メモをそれほどまでに取り続けるのは難しいことです。
その方法、メモへの取り組み方、意義などを全て教えてくれるのがこの『メモの魔力』という本なのです。
実際に、筆者の前田氏もメモで人生が変わりました。
メモから生まれたビジネスアイデアで立ち上げた事業で成功したように、1行のメモが一生を変える可能性を持っているのです。
自己分析の方法がいまいちわからない、
メモを取る術を身につけて人生を変えたい、
そんな人はぜひ読んでみてください。
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