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【読書のすゝめ】コロナ禍を生き抜く処方箋-2025年を制覇する破壊的企業

書評
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どうも。HKです。

「私たちが少なくともあと5年後、個人として生き残っていくには?」

今回はこんなテーマで本を紹介したいと思います。

タイトルは『2025年を制覇する破壊的企業』(山本康正;SB新書)。

私たちの5年後の道標を示してくれる良書です。

ではいきましょう!!

こんな本です

GAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)、マイクロソフト、ネットフリックス、テスラ、クラウドストライク、ロビンフッド、インポッシブル・フーズ、ショッピファイ

という現代を牽引する11社の分析から、世界の5年後を読み解く未来予測書です。

劇的な変化を遂げ続けている情報世界で、

他業界、他社、他者に負けずいかに生き抜いていくか。

前半部分で上記11社の分析を。

後半部分でマクロ(業界・企業)とミクロ(個人)の視点での、生き抜くための術を分析しています。

「就活も氷河期だし、未来が怖すぎる…」

「大学生のうちにどんなスキルを身につければ生き抜いていけるの…?」

「今トレンドの企業を知りたい!」

こんな人たちにおすすめです!

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本の概要

・タイトル:2025年を制覇する破壊的企業

・著者:山本康正

・出版社:SB新書

・ページ数:279

・読了目安時間:3時間

5年後に生き残る企業

5年後に生き残る企業、それは満足な顧客体験を常に提供できる企業です。

その理由を以下にまとめます。

これから数年は、GAFA時代になると筆者はいいます。

東南アジア料理が食べたくなったら「アレクサ、パクチーをたくさん買っておいて」だけで材料が揃います。

Amazonはロボタクシーを開発し、車内をアマゾン製品一色にして顧客に最適な動画サービスなどを提供し、満足させます。

Facebookは相変わらず人同士のコミュニケーションを革新的なものに変え続け、さらに便利な世の中を作ります。

AppleはiPhoneやair pods、アップルグラスを中心に顧客に癒しを与え、五感で満足させます。

これからの時代、合言葉は「UX=ユーザーエクスペリエンス=顧客体験」です。

顧客がより良い体験=サービスを享受できるように、

会社はデータを取り続け、常に最適な「体験」を与える努力をしていかなければいけません。

その「データ戦争」に圧倒的な強みを持つのが、GAFAなのです。

近年、データは「新しい石油」と言われるようになりました。

それがないと、ビジネスが成り立たないからです。

中でもGoogleAppleはデータ量で抜きん出ています。

Googleは顧客の検索データから圧倒的なデータ量を手に入れ、レコメンデーションシステムなどの広告ビジネスに活かしています。

AppleはアプリのダウンロードやGPS情報からデータを仕入れ、iPhoneへの囲い込みに活用しています。

このように、データを持つ企業はさらに大きく、データを持てない企業は衰退していきます。

そしてそのデータを効率よく収集できるのが「サブスクリプション」モデル。

いわゆる「サブスク」ですね。

年会費を払えば特定のサービスを受けられるAmazon primeや、

月会費を払えば聴き放題のApple musicなど。

サブスクで得たデータをレコメンデーションに活用し、

さらに良い顧客体験を提供できるようになるからです。

つまり、5年後に生き残れるのは

データを取り続け、それをもとに顧客を満足させ続けられる会社

つまり、サブスクリプションを導入してサービスに活用できる会社なのです。

具体的には、音楽・映像などのデジタルメディアやソフトウェア会社が優勢でしょう。

逆に、サブスクを導入しにくい不動産や自動車業界は厳しいでしょう。

このほかにも、クラウド技術の発展でSIer(システム)が厳しくなったり、

ネットバンキングサービス会社に従来型銀行サービスが淘汰されると筆者はいいます。

5年後に生き残る個人

スキル」を持つ人です。

いや、抽象的すぎる、、。

と思う方がほとんどでしょう。

そこで本書では、

・英語

・ファイナンス

・データサイエンス

・プログラミング

・ビジネスモデルを読める

以上の5つのスキルを持つ人は生き残れる、と紹介されています。

理由は今までの話を振り返り、自分で考えてみるのもよし。

本を買って、理由を見つけてみるのもよしです。

書評まとめ

注意すべきは、以上の情報や業態、個人スキルはこれから5年間で重要なものです。

つまりもっと先には、他のスキルや新たな業態が要求されることになります。

今世界を席巻しているクラウドサービスやAIは、10年後には過去の産物になっているのかもしれません。

でも僕は、一つだけ変わらないことがあると思います。

それは、UXの重要さ。

顧客は100年後も、人間が生き続けるかぎり存在して、

極限まで満足したいと思うことでしょう。

業界・業態を飛び越えて、常に顧客を満足させられる会社・個人であること。

これに尽きると思います。

そのために会社はデータを集め続けます。

個人はスキルを身に付けます。

個人レベルでは、「誰かを満足させるために」という意識があれば

身につけるべき技術は自ずと見えてくるのかな、と思います。

例えば、目の前の顧客の意思を「YES」に変える、営業のスキル

これは顧客がいるかぎり役に立つでしょう。

このように汎用性があり持続可能なスキルを身に付けていきたいものです。

いかがだったでしょうか。

ただ5年後の業界を分析するだけではない、個人がどうあるべきかを教えてくれるだけじゃない。

どうあるべきかを問うてくれる、そんな本でした。

今少しでも未来に不安がある人。

3時間でその不安、今のうちに少しでも解消しませんか?

ではまた!!!

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